研修目的・内容
今のBCP(事業継続計画)で実効性がありますか?
大規模災害などの危機的事態に見舞われた際、企業が早期に事業を復旧・継続させるためには、全社的な取組みが欠かせません。本コースでは、実効性の高いBCPを策定するためのノウハウとコツを学んでいただきます。主に、次の重要事項の解決法を当セミナーで習得していただきます。
研修の特徴
1.どんな事態を想定すればよいのか、想定外の事態をどう捉えて対策を打てばよいのか?
2.従業員も被災して動けない中で、対策をどこまで講じればよいのか?
3.BCPにおける経営層の役割は何か? 現場に求められることは何か?
4.会社の規模、業種、顧客特性等の違いによってBCPのどこが重要ポイントになるのか?
講師
その後リスクマネジメント協会理事に就任。リスク管理、BCP(事業継続計画)、事故防止、コンプライアンス等を中心に、マネジメント体制づくり、BCP策定、リスクマネジメント委員会運営、調査、リスク評価・分析、アセスメントおよび研修、講演活動を行う。
今までに関わったリスク案件数(調査・評価・研修)は、3,000件以上。クライアントは、電力、通信、鉄道、電気、鉄鋼、自動車、家電、製薬、化学、食品、流通、建設、物流、金融、生損保、不動産、医療、介護、教育、官公庁など、多岐にわたる。TV、ラジオ出演も多数。
研修スケジュール
9:30〜10:00
なぜBCPを策定するとよいのか?・実効性の高いBCPの重要ポイント 10:00〜12:00 ここが分かれば難しくないBCP(策定が困難な理由と解決法)・BCP策定において「悩ましい課題」とその解決法 (昼食・休憩) 13:00〜13:40 演習・BCPの骨格づくり 13:40〜15:00 実際に動けるBCPとはどういうものか・BCPの各項目における具体的策定ポイント 15:00〜16:00 主なリスク事象別の対策をどう講じるか・風水害・感染症リスクの対策 16:00〜16:30 まとめ・質疑応答 |
BCPの策定において、よくある質問
Q:想定外のことが起きた場合、BCPではどのように解決するのでしょうか? A:当セミナーでは、リスクの想定をどうすればよいか、想定外リスクへの対応をどうするかについて、解決策をご提示いたします。リスクをどこまで考えればよいかなどの悩ましい課題についても、それぞれの会社に合った策を提示いたします。
Q:自社は本社、工場、営業所、子会社などが点在していますが、BCPはそれぞれ別のものをつくる 必要があるのでしょうか?また、本社はどのようなBCPを策定すればよいでしょうか? A:それぞれの事業所単位で策定することをお勧めします。扱っている品目、資材、設備や地域性などによってBCPの特性は異なるからです。ただ、一度にすべての拠点のBCPを策定することが難しい場合に、どのようにして波及させるとよいかについてはノウハウがあります。その内容については、このセミナーの中で解説します。
Q:BCPの雛形はありますか? A:各業界団体や国、県などでフォーマットを公開しています。ただ、こうしたフォーマットをどのように活用すればよいかのノウハウを教えてもらえないことが多いものです。当セミナーでは各項目がどういう意味を持ち、どういう内容が求められるのかを解説します。
Q:自社は人の入れ替わりが多く、作成したBCPの周知や役割分担の変更などを行うことが難しいですが、どのようにすればよいでしょうか? A:おっしゃる通りです。だからこそ、自社の特性を踏まえたBCPの策定が求められます。従業員の入れ替わりや引継ぎを前提した仕組みのつくり方と例示を、当セミナーでお伝えいたします。
Q:災害の発生を考えた場合、動ける従業員が限られ、顧客への対応が困難になると思われます。少ない人員数で災害時にどのような対応ができるというのでしょうか? A:BCPが未策定の会社では、動ける従業員が少なければ少ないほど、その従業員への負担が大きくなりがちで、パニックが生じやすいと思います。当セミナーでは、少ない人員を前提とした計画づくりのポイントも解説します。 |
開催概要
開催日程 |
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主な対象・分野 | 製造部門、調達部門、設備部門、物流 部門、顧客対応部門等の役員・管理職クラス、 労働組合役員等 |
定員 | 15名 |
会場 |
神奈川中小企業センタービル 13階会議室(JR関内徒歩5分)(地図を見る) |
受講料 |
会員: 16,500円 一般: 20,900円 (税込) ※資料費・昼食費・消費税10%込 |
そのほか | 【お申込のキャンセルについて】 |